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ゆりがおか児童図書館~受け継がれる創設者の思い

おはなし会の様子
小さな本の旅人をずっと見守ってきたゆりがおか児童図書館。赤ちゃんから子どもそして大人まで、みんながくつろいで楽しみ、元気をもらっている、温かな「みんなのとしょかん」だ。土曜日の午後、恒例のおはなし会に幼児たちが集まり「鬼きめ歌」など「わらべうた」を歌って遊ぶ=写真。
今は亡き渋谷益左右(えきぞう)さんは、「喜びは人々と共に、本と共に」の思いで1976年に住宅地の一角にゆりがおか児童図書館を創設した。以来33年、その理念は奥さまのたけさんとボランティア(ゆりの子会)の方々に受け継がれている。
約70人のゆりの子会のメンバーは本の貸し出しや、人形劇、親子読書会、自然観察といった図書館活動を支える。奉仕から学習へ、学習から研究へと自己研さんに励んでいる。手書きの「ゆりの子だより」はメンバーが発行する機関紙だ。
「益左右さんは子どもたちやゆりの子会のメンバーに、本を通していろいろなことを学んでほしいと願っていたのではないでしょうか」と米倉由布子さんは懐かしむ。
(2009年10月3日 神奈川新聞掲載 市民記者・小林光治)

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