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サンキン会~旧跡を訪ね健康増進
麻生区では、2004年度から毎年「定年退職者セミナー」が開かれている。07年度の卒業生たちは、毎月第3金曜に例会を開くことから「サンキン会」と名付け、活動を開始。会員は現在31人で、「川崎遍路を尋ね歩く」という分科会が目玉だ。
リーダーの金子忠司さん(75)=写真右は、川崎市内にある数多くの遊歩道のコースすべてが一方通行、しかも単独で繋がりがないことに着目。市の北西部に散在する稲毛三十三所観音霊場を時計回りの一筆書きで巡り、道中に点在する名所旧跡をたずね歩き、あわせて足腰を鍛え、健康を増進しようともくろみを立てた。
麻生区地域コミュニティ活動支援事業の助成を受け、ガイドブックを作成。11月14日、麻生市民交流館やまゆりで開催される「健康見本市」で幅広く紹介し、同21日の「尋ね歩くイベント」への参加者を募る。
会長の辻村一男さん(67)=同左は「今まで経験してないことを学びあって、各人の幅を拡げたい」と、新しい人々との出会いを期待している。
(2009年11月7日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)