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旬彩厨房じんべい~「働きたい」の思いを支える

配膳作業の様子
宮崎台の日当たりの良い高台にある配食サービス「旬彩厨房(ちゅうぼう)じんべい」は、社会福祉法人みのり会が運営する、障がいのある人の働きたいという思いを支えるための施設だ。障がいのある13人(以下、利用者さん)と3人のスタッフで活動している。
午前11時、配膳(はいぜん)の真っ最中だ。利用者さんの一人、5年目の伊藤有里さん(23)は「調理が大好きです。でも盛り付けと食器洗いは苦手」ときちんと自分のことを語る。
栄養士のメニューをもとに朝早くから、調理・配膳・配食・食材の購入、そしてパソコンによる発注書の入力と精を出す(職員の水野さん=写真左と柴田さくらさん=同右)。
仕事が円滑に進むよう個人の役割を明確化し、利用者さんの作業が重複しないよう配慮している。「私たちは、一人一人に合わせた作業内容・時間・環境を調整するなどのサポートを通して、日々の支援のあり方について教えられることがたくさんあります。
技術が上がり、仕事が早く進むようになりました。配食先を増やして利用者さんの活動に報いたい」と所長の長田宏之さん(46)は明るく語る。
(2009年12月12日 神奈川新聞掲載 市民記者・小林光治)

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