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自助グループTea Time~不登校から生き方語る

活動の様子
ほかの用事を取りやめてでも、月1回のこの場所に来たかった」と、ある一人の方は話してくれた。不登校の子どもを持つ親御さんが心を語り合える自助グループ、「Tea Time」へである=写真。
「自分も子どもも、ありのままでいていいんだ」。ここへ来たことで、参加者たちはそう思えるようになってきたという。他者に伝えようとしても伝わらない孤独、自身や社会の価値観との葛藤(かっとう)の中で、出合えた気持ちだった。
ゆったりと力を抜くことができる時間とエネルギーをくれるこの場所は、4年目を迎え、語り合うテーマも、不登校という枠を超え、社会そして生きることそのものにも及んでいると言う。
「Tea Time」には始めから変わらぬものがある。一人一人違っている子どもの不登校のケースや経過を話題にするのではなく、話をすることを通し、「親自身の気持ちのあり方」を、それぞれが気づいていこうという、親の心のありようを中心とした姿勢だ。そしてもう一つ。それは、「子どもたちがその子らしく生きていけたなら…」と願う思いである。
(2010年1月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・山本雅恵)

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