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野川はあも~森と人とのハーモニー

落ち葉掻きの様子
1月10日、「野川はあも(南野川特別緑地保全地区管理運営協議会)」の活動日(毎月第1日曜)は、幼児から高齢者まで、参加メンバー全員の体操から始まった。体が温まると、樹木医でもある小林菊代会長からこの日の活動予定が告げられる。すぐにメンバーの森さんの解説で冬芽と葉痕の観察に移り、最後の落ち葉掻(か)きへと進んでいった=写真。
「野川はあも」を小林会長と有志数人が立ち上げたのは2004年。現在のメンバーは四十数人。「はあも」の名称は、「育(はぐく)む」「遊ぶ」「森」の頭文字から取ったものだ。活動場所である「南野川ふれあいの森」(地主から川崎市が借り受けている)の宝物に気づいて、森を守り、たくさんの人と共に育てていきたいという思いで活動している。
「『はあも』は、ハーモニーにもつながっているんです。森と人との調和がとても大切だと思います。将来、この活動が次の世代の小さな子どもたちに受け継がれて、この森がずっと維持されていけばよいですね」。小林会長が少しほほ笑みを浮かべて言った。
(2010年1月30日 神奈川新聞掲載 市民記者・鈴木典信)

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