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多摩川と語る会~野草を知り 友達になる

代表の女性の写真
「今なお残る自然環境は、大変貴重です」。時間に余裕のできた田中喜美子さん=写真=が、「自分たちの足で、母なる川多摩川を知ろう」と河口から源流を目指して、138㌔を仲間と共に歩ききるまで4年半。27回にわたる市民の観察記録と思いを21世紀に伝えたいと、1999年に冊子「多摩川と語る」を発行した。
その後も3度、源流踏破。多くの人に多摩川を身近に感じてほしい、そして、この自然の中、けなげにも毎年咲き続ける野草を知って、多摩川の草と友だちになってもらおうと、「かわさきの野草100選」の出版を考えたという。
「専門家に頼らず、お互いが知恵を出しあって、この小冊子を作りあげたことが何よりの喜びです」と田中代表は語る。散歩をしながら、ポケットから取り出せるサイズ、花の色で分けられた目次、この一冊を持って川辺に行けば、野草たちに「こんにちは」と声を掛けたくなるに違いない。
冊子の入手は、宿河原の二ケ領せせらぎ館、小田急線新百合ヶ丘駅近くの有隣堂で(1部700円)。連絡先は田中さん電話044(954)3588。
(2010年5月1日 神奈川新聞掲載 市民記者・林 德)
【団体情報】
多摩川と語る会
代表者:田中喜美子
電話:044-954-3588

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