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NPO法人キャンサーリボンズ~図書館と連携 新たな試み

副理事長の写真
新百合ヶ丘駅近くに、カフェのように明るく開放的な「リボンズハウス」がある。「がん患者さんの治療と生活をつなぐ」活動を進めるNPO法人「キャンサーリボンズ」が、全国で展開しているスペースの本部だ。治療や今後の生活に役立つ情報提供、美容やリラクセーションなどの具体的なサポートを行う。
その近くに、地域の人が足を運ぶ麻生図書館がある。医療情報の活用をテーマにした図書館総合展のフォーラムで、同じ地域で活動する両者は出会った。
そしてこの春、市民感覚に近い図書館と患者や医療者の情報を持つリボンズハウスが協力、活字情報からその人が求める情報につなぐ、新たな試みが始まった。お互いの得意分野を生かした医療健康セミナー「がんと向き合う~家族が支える、地域が支える、そしてみんなが支える」も開催した。
「必要な人に必要なサービスを」と、岡山慶子副理事長=写真=は語る。始まったばかりのこの取り組みは、社会全体で支え合うことを目指す同NPOの、地域をつなぐ大きな結び目となるに違いない。連絡先は、しんゆりリボンハウス電話044(281)3357。
(2010年5月15日 神奈川新聞掲載 市民記者・山本雅恵)

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