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わんわんパトロール あい~認知症支える「愛とEye」
認知症家族の「宮前すみれの会」の鈴木雅子さん=写真中央=に2008年5月、ご近所から「犬の散歩で認知症の方の発見を手伝いたい」と声が掛かった。認知症の方を地域で見守りたいと以前から思い悩んでいたので、愛犬家の中山羊子さん=写真右=、地域包括支援センター・レストア川崎の明石光子さん=写真左=たちの「すぐやろうよ」に支えられて、同年7月にさっそく活動が始まった。
「誰もが自分の時間に合わせて活動できることが大切」。 愛犬がいなくても散歩や買い物の行き帰りに「おや!」と思うことが認知症の方の安全と家族の安心を支える。
お年寄りが困っていると分かったときの連絡先は、レストア川崎。認知症を知る専門職が24時間待機する。明石さんは「素早い対応で認知症の方が落ち着くことができます」という。
わんわんパトロールの「あい」は温かい「愛」の「目=Eye」で見守るから。おそろいの「犬の刺しゅう」のバンダナは支援者の手作り。「人の役に立ち、思いやりを表すバンダナです」。一人一人の「あい」のまなざしが地域に向けられている。
(2010年5月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)
【団体情報】
わんわんパトロール あい
代表者:鈴木雅子
電話:090-4392-8088