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NPO法人川崎市法政トマホークス倶楽部~アメフト 心ひとつに

ボールを取り合うアメリカンフットボール選手の写真
毎週日曜、小中学生約120人の元気な声が法政二高(中原区)のグラウンドに響いている。
川崎市で開催された2007年のワールドカップが町づくりのきっかけとなり、子どもたちにアメリカンフットボールを教えたいという声が地元から上がった。法政大学の協力のもと、経験豊富な約20人のコーチ陣とボランティアの面々が話し合いを重ね、このクラブが立ち上がった。
とにかくアメフットを好きになってほしいと願うコーチたちは、勝つためには一人一人の力を合わせ、お互いのコミュニケーションが大切とまず説く。戦略を任され勝つことの喜びを知った子どもたちは、技術面ばかりでなく精神的にも成長した。引っ込み思案の子は考えを言える勇気が、やんちゃな子には相手を思う落ちつきが芽生えた。
アメフト歴45年、大学時代には中心選手として活躍した青木均監督は語る。「仲間がけがをすると、その痛みを感じて泣く子がいます。あらためてその純粋さに感動です」。
夢は、このクラブの卒業生たちが、いつの日か大学リーグで戦う日がくることだ。
(2010年6月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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