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溝口うたごえ喫茶友の会~歌を通じて 地域で連携
6月24日午後3時半ごろ、高津区溝口のスナック「ぎんが」に、うたごえ喫茶開催の看板が出て、50~70代の人々が集まってきた。
午後4時、店内にアコーディオン奏者・小嶋弘遵(こうじゅん)さんの奏でる音楽が流れ、司会者の若狭健二さんの登場。 「おやおや、今日は、古希のお祝いでしょうか」。選挙やサッカーの話題を切り口に、なつかしい歌を紹介。軽妙な司会に笑みがこぼれる。スクリーンに映る歌詞を見ながら、マイクをまわして全員で歌う。ひざをたたいてリズムをとる人、目を閉じて耳を傾ける人、それぞれ音楽を感じている。
70代の女性の合唱で培った澄んだ歌声が響き、30人以上の力強い合唱と熱気に、初めて参加した女性も「楽しいわぁ」とすっかりファンに。青年時代にうたごえ喫茶に通った仲間が、歌を通じて地域で連携の場を作ろうと、会を設立。「すべてボランティアで運営」と事務局長の深澤彰さんが話すように、料理などは持ち寄りだ。その評判が口コミで広まり、懐かしい歌と仲間を求める人々で賑わう。
うたごえ喫茶は、毎月第2日曜と第4木曜の午後4時~8時、溝口「ぎんが」で開催。入場料1,500円。
問い合わせは、深澤彰事務局長まで。電話 080(3157)1142。
(2010年7月10日 神奈川新聞掲載 市民記者・志田麻依子)