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かわさきくコミュニケーション・ボランティア~言葉の壁越え 共に生きる

代表と会員2人の写真
漢字にルビを振っただけでは通じない。「電車(でんしゃ)が不通(ふつう)」を「普通(ふつう)」と勘違いしないよう、「電車(でんしゃ)が止(と)まっています」と表記。今、このやさしい日本語に人気があるという。川崎市内には現在およそ3万3千人の外国人市民が住み、そのうち1万2千人余りが川崎区に集中する。日常生活の情報を得るのが難しく、困っている現状を知った川崎区在住の市民らによって、2006年7月に「かわさきくコミュニケーション・ボランティア」(こみゅぼら)が誕生した。
40名近い通訳・翻訳ボランティア会員らが、7カ国語に対応。病院・役所などへの付き添いや提出書類の通訳・翻訳をはじめ、生活情報の多言語メールを携帯電話で配信する。また町内会と合同で通訳つき防災フェアを実施。病気予防のための無料健康診断や生活相談は、医療通訳つきで行う。
豊田洋次代表=写真左=は、「多文化共生の都市として、この活動が全区に広がってほしい。外国人市民にとって暮らしやすいまちを目指すことは、一般市民も暮らしやすいはず」と言う。通訳・翻訳ボランティア募集中。
連絡先は事務局 電話・ファックスとも 044(333)8624、メール ho-rang-i@world.ocn.ne.jp
(2010年7月24日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)

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