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麻生区コミュニティバス協議会~住民の力で 本格化狙う

「山ゆり号」の試運行の様子
6月1日から、乗り合いタクシー「山ゆり号」の試運行=写真=が始まり、運行初日には、各新聞にも大きく取り上げられた。
交通不便地域解消のために、地域住民で組織した「麻生区コミュニティバス協議会」を2005年に設立。岡野幸雄副会長(81)は、「採算も大事だが、急な坂や細い道が多いこの高石・百合ヶ丘地区には、高齢者も多く、コミュニティバスの運行が真っ先に必要」と言う。
当初の読売ランド前駅ルートを、今回は百合ヶ丘駅ルート(駅近くのスーパーまで延伸)に、電動ステップつきの8人定員の大きい車両に変更、経費削減とバリアフリー化を図り、割引料金で利用できるサポーター制度も導入、少しでも多くの方に利用してもらえるようにした。
碓井勝次会長(82)は「3度目ならぬ4度目の正直と、運行を決定させたい。それには関心を持ったサポーターが集まることが大事」と熱を込めて語る。
運行終了の今月末まで、残り一か月を切った。多数の利用を期待しているが、その後の本格運行までの地域住民の「足」が心配。早い実現が望まれる。
(2010年8月7日 神奈川新聞掲載 市民記者・林 德)

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