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りぷりんと・かわさき~きずな作る 読み聞かせ

絵本の読み聞かせの様子
2004年、「世代間交流による高齢者の社会貢献に関する研究」のために開催された「シニアによる読み聞かせボランティアと健康法」講座の受講者が中心となり、「りぷりんと・かわさき」を発足させた。
多摩区役所アトリウムで、「絵本の中のライオンに学ぶ生き方」をテーマに絵本を選び、勇気と信頼の大切さを読み聞かせる=写真=。足を止め、物語に引き込まれる子どもと大人。演者の後ろに現れたライオンの顔にハッとする。
インストラクターの熊谷裕紀子さんは、会員44人の声が持つ魅力をそれぞれ認め、未開発の力を引き出そうと、発声と所作を指導、演出も手掛ける。地域の学校のPTA役員の経験を生かし、「りぷりんと」の活動の場を広げ、区内の小中学校、こども文化センター、老人施設などへの出前は、引く手あまただ。
高学年児童に、低学年への読み聞かせの事前指導をしたり、絵本を卒業した年齢の中学生に読み聞かせたり、異世代との交流を楽しんでいる。「家族の絆が希薄になっているという昨今、私たちの絵本の読み聞かせできずなづくりのお手伝いができれば」と女性会員は話す。
連絡先は、後藤尚男代表 電話044(945)3622=ファクスも。
(2010年9月25日 神奈川新聞掲載 市民記者・林 德)

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