文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >相州雅屋~昔の玩具に 素朴な楽しさ

相州雅屋~昔の玩具に 素朴な楽しさ

大畑かおるさんの写真
地域の昔話とともに昔遊びを楽しむお寺のイベント。高齢者と児童が一緒に遊ぶ風景にゆったりとした時間が流れる。
「日本の伝統的なものが大好きなんです」と語る大畑郁(かおる)さん(35)=写真=。アメリカでの生活も日本人としての意識を高めた。
自分が日本の歴史的文化を伝え残していきたいと考えた時、木と紙でできたコマやけん玉、ヨーヨーなどの昔のおもちゃだと思った。そこには流行のゲームでは味わえない素朴な楽しさがいっぱいだと説く。
子ども同士のコミュニュケーションが図れ、また高齢者には、懐かしさとともに心理療法や指先を使うという面でも健康維持の道具として見直されている。今年1月のかわさき市民活動フェアでの紹介コーナーでは、来館者の反響の大きさに驚いた。
居合道七段、武士道や刀剣の研究もしながら、「チャンバラ体操」の講師でもある大畑さん。座右の銘は、師匠の「細く長く続けろ」という言葉だ。生まれ育った神奈川県を大切にしたいと旧国名である「相州」を屋号に入れて活動している。問い合わせは電話・ファクスともに044(578)2238。ホームページは「相州雅屋」で検索。
(2010年10月2日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業