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メンズクッキング~料理通じて 人と出会う

調理実習の様子
「始まりは9年前。単年度で終了する予定だった、幸市民館で受けた講座がきっかけでした」。
今では1枚しか残っていないという古いチラシを手に、グループ代表を務める中西善博さんは懐かしそうにそう話す。
グループに参加した当初は、ほとんどが料理の初心者。年齢的には、定年退職したシニアが大半を占めるというこの活動の魅力は、同じ地域に住む同じ年代の人々が、講師の指導のもと材料費とわずかな会費だけで、毎月1回の調理実習をとおして気軽に楽しく料理を学べる点だ。
9年間に及ぶ活動の成果を聞くと、食育をテーマにした別の市民自主企画事業(父子で参加する「腹ペコたんけんたい」)=写真=がスタートしたり、幸市民館祭りに出店した「行列のできる美味(おい)しいお弁当屋さん」が大好評を博すなど、内容はかなり本格的だ。
「長く活動を続ける秘訣(ひけつ)は、各自がやりたいと思う仕事を分担すること。このグループがきっかけで楽しい仲間とも出会え、現役時代とは違う新たなやりがいが見つかりました」と晴れやかに語る、参加者それぞれの笑顔が非常に印象的だった。
(2010年10月9日 神奈川新聞掲載 市民記者・川山 櫂)

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