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かわさき助産師ネットワークSUN2~“お産難民”の救世主に

助産師フェスタの様子
産婦人科医や助産師の減少で、多くの大病院の産婦人科は閉鎖され、産む場所を探してさまよう“お産難民”が増えている。そこで現在、助産師がケアする自宅出産や助産院での「せかされない、ゆったりお産」が注目されている。川崎市では、2001年1月「かわさき助産師ネットワークSUN2」が発足した。
会員70人はほとんどが病院勤務者である。妊婦を支え、共に歩みそして新しい命の誕生を共に迎えるこの助産師という仕事は天職だという。どんなに疲れていても赤ちゃんの顔を見た瞬間、すべてが輝き、エネルギーをもらえるのである。
助産師の仕事を広く知ってもらうため今年3月には「あなたの街の助産師フェスタ」が開催された=写真。これは同時に、結婚や出産で家庭に入ってしまった潜在助産師たちへの現役復帰の呼び掛けでもあった。
自宅出産で開業して8年目になる、代表の山田美也子さんは語る。「赤ちゃんを介して良い助産師に巡り会うと、自分も助産師になりたいという妊婦さんは多いですよ」
5月5日は「国際助産師の日」である。
(2007年4月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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