公益財団法人かわさき市民活動センター

地球温暖化防止のために、毎日の生活の中でできるところから始めることを実践しているグループがある。経済（エコノミー）と環境（エコロジー）の好循環を目標に積極的に活動する「かわさき地球温暖化対策推進協議会グリーンコンシューマーグループ」だ。
グリーンコンシューマーとは、マイバッグを持参し、毎日の生活に必要な物や量だけを買ったり、長く使える商品を選ぶなど、環境に配慮した買い物をする人のこと。グループでは、量り売りの酒屋さん、てんぷら廃油を回収して作ったせっけんを売るおそば屋さん、不用ハンガーを回収するクリーニング店など、「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞したモトスミ・ブレーメン通り商店街での成功事例「１店１エコ運動」を、市内各地の商店街に働き掛けることにも力を注ぐ＝写真。
また、身近な環境問題を学習するため小学校やＰＴＡへ「ごみ問題」や「環境にやさしい買い物」のようなテーマで出前講座を開催するなど、温暖化防止について地道な情報提供活動を継続している。行動の輪に一人でも多くの人が加わることが求められている。
（2007年5月12日　神奈川新聞掲載　市民記者・中村夏外厚）