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NPO日本救難バイク協会~趣味生かしボランティア

勉強会の様子
原点は1995年1月の阪神・淡路大震災。救援物資を運ぶ四輪車ががれきの中で立ち往生したときにバイクが強い味方になった。食料や衣料ばかりでなく、血液やインシュリンなどの各種医療品が緊急を要したのである。個人のバイクボランティアの輪が、災害時のバイク活用を学ぶ会となった。
自衛隊から渡された地図を見てバイクで行けるはずの道が陥没していればUターンしかない。後続車のためにも道の状況を本部に報告する。どんな危険や苦労を経験しても被災者の喜ぶ顔をみると、また頑張ろうという気になる。
メンバーは17~70歳の約670人。そのうち約150人がフットワークよく活動している。ハーレーの女性ライダーもいれば、救急救命の勉強会や防災訓練に参加のみの高校生も。三宅島や中越地震災害で支援に行った深沢勝司理事長は「バイクとボランティアが好きという仲間たちです。総会に鹿児島から3日かかって来るライダーもいますよ」と話す。これからは、積極的に防災訓練に参加し、市町村ともっと身近な関係をつくりたいという。詳細は団体ホームページで(団体名で検索)。
(2007年6月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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