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配食ボランティアこぶしの会~ご近所つなぐお弁当の配達

配食弁当調理の様子
アパートの2階。「こんにちは、お弁当持ってきました」と声を掛けると、中から「上がってよ」の返事。「献立はさばのみそ煮、わかめの酢の物…」と言うと年配の男性は笑顔で「うまそうだなぁ」と答える。
マンションのだんらん室で主婦や男性らメンバー13人が調理を始める=写真。栄養士に指導を受けた献立を基に毎回4、5品の総菜を500円で作る。入れ歯の人にも、おかゆと細かく切ったきざみ食でおいしく食べてもらう工夫をしている。
弁当が配られるのは、温かいうちに届けられる地域だ。メンバー1人がお年寄り2、3人を担当し、毎週水曜に20人に配達する。「他の日も届けて」との要望にはなかなか応えられない。
石渡久枝さんたちメンバーは、たまった郵便物を入れたり、服を着るのを手伝うなど、ちょっとした頼まれごとも受ける。毎回、同じお年寄りに届けるのでいつもと違う様子にも気づきやすい。いざのときは保健所や地域包括支援センターと連絡を取るようにしている。
(2007年8月18日 神奈川新聞掲載 市民記者・高木春子)

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