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青少年のホームステイを支援する川村やよいさん~異文化体験の環境アシスト
航空会社を退職し育児に専念するようになった27年前、ラボ国際交流センターの存在を知った。「国際社会でひとり立ちができる子どもを育成しよう」という活動方針が、「何か社会に役立つことをしたい」自分の思いと合致した。
1983年にまず近所の中学生をアメリカに送り出し、翌年の11歳の子の受け入れをきっかけに、アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国、ニュージーランド、韓国を中心に50人を送り出し、40人の受け入れをアシストしてきた。小学5年から大学生までが国際交流に参加する。事前準備はするものの、意思疎通がまだ十分ではない子どもがホームステイを通して異文化体験をする。受け入れ家庭が相互に滞在費を負担するボランティア活動だ。年齢の近い同性の子どもがいる家庭にステイするよう配慮する。
接した家庭で得たさまざまな体験を経て成長する子どもたちに手応えを感じる。「環境を与えることの大切さ」を痛感し、未来をつくる子どもたちに目を細める=写真左。
(2007年9月15日 神奈川新聞掲載 市民記者・中村夏外厚)