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絵本の花(ハナ)~読み聞かせ次の世代へ

読み聞かせ講座の様子
「親子代々読み継がれる絵本の読みきかせをして次の世代へも渡していきたいの」。『おおきなかぶ』(福音館書店)を手に「絵本の花」の林裕子さん、池田ハルミさんは言う。
川崎区を拠点に活動。3年前から川崎市教育文化会館で行う絵本の読み聞かせ講座=写真=は毎回抽選になるほどの人気で、受講者は200人を超えた。講座に加え、月に2、3回行う小学校の読みきかせ授業では、季節に合わせて組んだプログラムに昔話、環境、平和などのテーマを織り交ぜる。阪神・淡路大震災を題材にした『ゆずちゃん』(ポプラ社)は、災害を風化させないために読む。良い絵本との出合いをつくっていく。「子どもは興味ある絵本を食べ物のように吸収するから。大好きだった絵本は大人になっても心のどこかにあるでしょ」
1冊でも多く良い絵本を子どもに手渡したい。そのために講座でボランティアを育て、広め、後継者をつくり、ステップアップにも努める。「子どもの感性が花開き、大きな恵みとなるまで…」
(2007年10月6日 神奈川新聞掲載 市民記者・大崎 凛)

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