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川崎フューチャー・ネットワーク~環境問題のセミプロへ
「廃棄ペットボトルや包装・容器プラスチックは高値で買う中国に流れている」―。循環型再生を目指しても原料不足でリサイクル業が危機にひんしているという現実を「かわさき3R検証エコツアー」参加者たちは知った=写真。資源ごみの分別は目新しくもない。が、その先の処理の実態を知りたい―と、18人の参加者たちは市の臨海部・川崎エコタウンにあるリサイクル拠点へ足を運んだ。
主催は「川崎フューチャー・ネットワーク」。市主催「地域環境リーダー育成講座」修了生を中心に、環境ジャーナリストも加わり10人で立ち上げた。他の環境グループと多面的に連携し、人材の育成を目指す。この春、民間非営利団体(NPO)の認可を受け産声をあげたが、活動歴はまだ浅い。が、自らも環境カウンセラーで理事の村岡良介さんは市民の手で「川崎を誇れる街に」という夢を描く。
当面、環境検証ツアーをはじめ、環境ネットワークづくりのための活動を継続しながら共鳴するメンバーを「増殖」していく。
(2007年11月10日 神奈川新聞掲載 市民記者・中村夏外厚)