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長沢まちづくり協議会~空き店で町おこし

店舗外観の写真
市内255商店街の8割以上にあるという空き店舗。多摩区の長沢まちづくり協議会では町おこしに活用しようと、市の対策事業助成金に着目し、「長沢ひろば」=写真=を運営している。
自治会長が会長、商店会長が事務局長となり体制を固め、住民には趣味の作品の展示販売等に利用できるショーケースを貸し出したり、事務所の鍵管理を隣の店に担ってもらうなど、地域挙げての組織づくりを図る。
地元の学生への呼び掛けで、ゼミ活動の一環に長沢写真展が開催された。ほかにも、清掃ボランティア団体の活動の場に、健康マージャン、補習塾等各種講座の教室にと、さまざまに姿を変える。他店と競合するのではないかとの懸念の声に、商店街にはない魚の直売も行った。
ひろば祭や映写会等のイベント開催には、新聞販売店が宣伝チラシで、有志がホームページを立ち上げ、広報の担い手になる。この地に生れ育った末吉一夫会長は言う。「地域が活性化しなければ、住民の生活も活性化しない」
(2007年11月17日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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