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ゆりかご会~母乳育児のママ手助け

活動の様子
「必ず出るからね」と助産師・大塚ヨシさん(87)が母乳マッサージをする。白衣の胸や袖におっぱいが勢いよく飛ぶ。母乳育児サークル「ゆりかご会」では、宮内こども文化センターで月1回、助産師3人を招き、母乳マッサージや育児、産後の体、離乳食、卒乳の相談をしている。
口コミや公民館の掲示板を見た16人の赤ちゃんを抱いたお母さんたちが集まった。「おっぱい足りているのか心配」と言う新米のお母さんも3人目のベテランもすぐにおしゃべりが始まる。おっぱいのことは人には言いにくい。でもここでは私と同じ、と共感できる。
乳腺炎などの悩みで「もう母乳をやめてしまおう」と不安な時、助産師にマッサージしてもらいながら聞いてもらう。その後、晴れ晴れした顔で「おなかすいたよね」と赤ちゃんを抱いてお乳を含ませる。「このおっぱいでこの子は育っている」という自信がゆとりと体の回復につながる。
代表の松井久美子さんは、笑顔で「ここはお母さんのためのゆりかごなんです」 。
(2007年12月1日 神奈川新聞掲載 市民記者・高木春子)

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