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ひよこの会~ひざの上のお話会

読み聞かせの様子
まるで小さな扉を開けるようにめくられた大きな絵本の表紙。次々にめくられたページには、クマ、キツネ、リスと、森の中に隠れた動物たちがいる。「いた、見つけた」と小声で大きな絵本を指さす子どもたち。
JR川崎駅からバスで20分ほど、スーパーマーケットの4階にある、まるで隠れ家のような市民館・図書館複合施設「プラザ田島」。ここでは毎週水曜日の午後、読み聞かせグループ「ひよこの会」のメンバーと図書館スタッフによる共同のお話会が行われている=写真。
「長く読み継がれている絵本の言葉を、子どもたちに一つ一つ伝えていきたい」。決して気負わず、ぽつぽつと話す代表の矢ノ下さんだが、開館直後から続けられている活動は10年を超える。
母親のひざに抱かれる小さな子どもも、小学生も、一緒に同じ絵本を楽しむお話会。
ガラス張りの窓からは、羽田空港を飛び立つ旅客機や、京浜コンビナートが間近に見える。
(2007年12月8日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐川麻理子)

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