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ブックサークルおはなしもり~“ほんわり”読み聞かせ
武蔵小杉のこども文化センター。心地よいBGMとともに、初めて出産を経験する7人のプレママたちへ絵本の読み聞かせ会が始まった=写真。「ラブ・ユー・フォーエバー」など七つのお話が続く。赤ちゃんがママのおなかの中で初めておはなしを聞いている。まるで絵本の主人公が話しかけているような話し手たちの豊潤な個性が、次第にママたちの気持ちを“ほんわり”包む。絵本の紹介も人気がある。
栗原厚子さんは苅宿小学校の学校ボランティアで知り合ったメンバーとともに、「ブックサークルおはなしもり」を2年前に立ち上げた。現在では地域の小・中学校、こども文化センター、児童相談所、図書館などで活動している。
「聞き進むうちに子どもたちの目が輝いてくる」。反応に無上の喜びを得て、8人の女性メンバーたちはコンサートで音楽に耳を傾け、常に心に潤いを持ち、読み聞かせの工夫に余念がない。おはなし“もり”は、その“森”や“盛り”を一層充実させていくつもりだ。
(2007年12月22日 神奈川新聞掲載 市民記者・中村夏外厚)