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平瀬川流域まちづくり協議会~川の復権目指して

歴史探索ウォークの様子
自分達で植えた桜の木が満開となった広場に子どもを含む120人が集い、アユの紙芝居を見た後、稚魚1000匹を放流した(写真は今年8回実施した平瀬川流域歴史探索ウォークの一場面)。「この町に住んで40年。こんな川や緑があることを知らなかった。これで孫や子どもに川の話ができる」と参加者は言う。
平瀬川は宮前区水沢を水源とし、多摩川に合流する約8㌔の都市河川だ。太古から川が田んぼや生活用水として地域を潤し、住みやすいまちが発展してきた。300人の会員が川の復権を図り、川を生かしたまちづくりを目指す。1990年、蔵敷商店街の「絵になるまちづくり」勉強会が始まりだった。魚道設置や多自然型川づくりを市に働きかけ実現した。平瀬川の歌のCDを作成し、地元合唱団と中学生が共に歌う。活動の成果をまとめ、来年、助成金を利用して住民が楽しめる冊子を作る。
松井隆一事務局長(65)は話す。「五感で川に接することで、身近な地域や環境が実感できる」
(2007年12月29日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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