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食の安心・安全行動提起・実行グループ~食から見る地域社会

発起人の山本さんの写真
始まりは市の地域リーダー養成講座だった。現役を卒業後、「地域に戻って何かをしたい」と昨年9月から毎週講義を受けながら、幼い時の疎開体験から一番身近な食に着目し、「食の安心・安全行動提起・実行グループ」の会を立ち上げた、と発起人の山本善保さん(65)=写真=は語る。会は躍動する渦巻きのようなイメージで、市民、行政、生産者を巻き込む活動を目指す。
地産地消を推進し食品輸送に費やすCO2を削減するなど、食を見直せば、社会の安心・安全につながるという。市北部の生産地と南部の消費者を直売店で結び、多摩川流域を中心とする生産緑地を守り、東西軸に比べ弱い南北軸の市内交通問題まで進める考えだ。
中高年男子単身者の食育活動、大豆の種まきからみそ作りまでの遊休地利用の農業体験などを具体化する。食品表示の講演会を開催、「難しい」との声もあった。5日から現代の世界食料生産事情を見つめた「いのちの食べ方」の上映を支援する。
(2008年4月5日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)

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