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にほんごワールド~外国人市民と同じ目線で

日本語学級の様子
川崎市で活動する約20の日本語学級の一つに「にほんごワールド」(第1~3火曜、幸市民館)がある。2003年4月、池田恵子さん(49)が立ち上げた。
特徴は、外国人と日本人が同じ目線で生活に密着した話題を取り上げ、互いのコミュニケーションを図ろうとすることである。教科書は使わず、ボランティアメンバーが手作りでその日の学習テーマを提供する。
取材した日は、韓国人学習者5人(女性)とボランティア、合わせて十数人が集まった=写真。漢字(通・間・記)の書き方と使い方の練習や新聞記事を使っての穴埋め文章問題などの学習が始まる。
「間の抜けた人って?」「それってKYのことじゃない」とボランティア。同時に全員の笑い声が上がる。学習の後の昼食を取りながらの雑談は、日本人同士の世間話と少しも変わらない。「私の子どもの名前で日本に無い漢字を区役所で登録してもらう交渉が粘り強くできた。この学級のおかげです」。学習者の一人が言った。
(2008年4月19日 神奈川新聞掲載 市民記者・鈴木典信)

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