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NPO法人コス援護会~新しい文化認知に向け

メンバーの集合写真
人気アニメの登場人物などに扮(ふん)するコスプレ。新しい日本文化の一つとして世界でも注目されているが、特異な目で見られることも多く、時には思わぬ犯罪や誹謗(ひぼう)中傷に遭う人もいる。そんな犯罪の防止と、現代文化としてコスプレを世間に認知してもらおうと誕生したのが、NPO法人コス援護会=写真だ。
自身もコスプレを趣味とする理事長の園田明日香さん(35)は、以前から犯罪被害に遭った仲間からの相談を受けていた。事態の深刻さに、2006年に有志を募り会を立ち上げ、昨年8月、NPO法人として県から認証を受けた。
現在、メンバーは若者ら約30人。首都圏を中心に催事の開催協力のほか、イベントやインターネットでコスプレに関する各種相談を受けている。7月には、コスプレを通じた国際文化交流の取り組みとして、台湾で現地の若者らと交流会を行う。
園田さんは「資金面など苦労もあるが、みんなの笑顔のためにも頑張りたい」と話す。
(2008年4月26日 神奈川新聞掲載 かわさき市民活動センター 濱岡信子)

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