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八まん落語会 古森曉さん~出前落語は笑いを運ぶ

出前落語の様子
「ちょいと、待っておくんなよ」そんな江戸言葉の心地よさに引かれ、落語入門講座の門をたたいた古森曉さん(57)=写真=。プロの落語家に「とにかく覚える落語」をたたき込まれ、講座終了後には一席お披露目と相成った。その達成感から一気に立ち上げたこの会は瓢箪(ひょうたん)から駒、自身も瓢箪好きなことから、芸名もエイッと「花伝亭瓢箪」。
今年4月、同じ講座で学ぶ30代から50代の仲間7人で活動を開始した。川崎市を中心に老人福祉施設などから出演依頼があれば、座布団、扇子、手ぬぐいなどでいっぱいのマイバッグを抱えて駆けつける。出ばやしが鳴れば、すでに待ちきれない高齢者から手拍子だ。子どもたちに「寿限無」を話せば「ジュゲム・・・」と会場中がひとつの声になる。
いつも「話し上手」を目指す古森さん。通勤途中も練習し、トイレの壁にも練習中の落語を張って覚える。「落語をやってます」と言うと「聞いてみたい」、そして「また聞きにいく」と変わっていく人々の応援が励みである。
(2008年7月5日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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