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県立向の岡工業高校ボランティア隊~海外向けに車いす再生

車イスのメンバーの様子
トントンカンカンゴシゴシ―てきぱき作業をしているのは男子高校生による「ボランティア隊」。6月に開催されたバリアフリーの地域づくりをめざす「第8回多摩ふれあいまつり」に参加して地域住民の車いすのメンテナンスを実施した=写真。
車いすが不足して困っているアジア諸国の学校や病院に届ける(財)日本社会福祉弘済会の支援事業「空飛ぶ車いすプロジェクト」。その修理ボランティア校として、県立向の岡工業高校は4年近く活動を続けている。
国内では使用されなくなった車いすが、分解、修理、整備、磨き、再生されて空飛ぶ車いすに変わっていく。「授業で習得した技術を生かして、達成感ある有意義な活動ができる」と、放課後に地道な作業を続けることの意気込みを2年生の園田悠二さんら生徒は話す。
「地域への参加は、これからの活動の可能性を考えるとてもよいきっかけになりました」。担当の石井哲夫教諭(33)はボランティア隊とともに電動車いすの修理にも挑戦してみようと意欲的だ。
(2008年8月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)

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