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復興ボランティアタスクフォース~実体験から対策考える
昨年7月の新潟県中越沖地震直後、夏期休暇と土・日曜を使い2ヵ月間、かつて一時的に住んでいた被災現場に通った、と高田昭彦代表(44)は語る。「趣味と言ってしまえば抵抗があるけれど、毎週スキーや山に行く人と変わりはない。必要とされるなら被災地のどこにでも行く」。
最初は災害ボランティア・コーディネーター養成講座の一員として参加した。それだけでは物足りないと一昨年4月に3人で会を結成、現在協力会員を含め7人。
「頭で考えるだけなら真実が薄れてしまう。実体験から何が被災対策によいか考える」という趣旨の講演会を今年も3回行った=写真。
代表が活動する中で直接出会った人に講師になってもらう。建築士には被災木造家屋を解体せず修復して使用する意義、大学准教授には発災から復興に向けての3年計画、被災体験をブログや本につづった主婦には地震直後とその後の心構えについて語ってもらった。「災害後の支援には一過性ではなく長くかかわっていく必要がある。そこに復興のカギがある」と代表は説く。
(2008年8月30日 神奈川新聞掲載 市民記者・高橋喜宣)