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かわさきかえるプロジェクト~台所から資源の循環

廃食油の回収ポイントの写真
家庭で消費される食用油は、1人平均1ヵ月230cc、全国では20万㍑にもなるという。家庭の台所は小さな油田、そしてまちの油田。高津区協働事業としての市民団体「かわさきかえるプロジェクト」は廃食油を回収し資源循環型のまちづくりを目指す。
廃食油をペットボトルにため、区内の公共施設など22ヵ所ある回収ポイントに設置したコンテナに入れる=写真。回収するのはNPO法人「川崎市民石けんプラント」のトラック。そして「きなりっこ」などのせっけんの原料となり、バイオディーゼル燃料製造にも使われる。使用済み食用油から作られたせっけんは自然環境を汚さない。「台所から環境保護活動に参加でき、廃食油は地域住民の潤滑油にもなります。さらに回収量を増やす予定です」と伊中悦子代表。
「かえるは環境のカナリア。きれいな水がないと生きられません」。会員募集パンフレットの表紙で「かわさきかんきょうかえる」は訴える。カエルを救え!今年2008年は「国際カエル年」でもある。
(2008年9月6日 神奈川新聞掲載 市民記者・菅原登志子)

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