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かわさきチャイルドライン~心を聴いて向かい合う

活動の様子
「子どもの声がきこえていますか?」とメッセージを投げかけるのは、子ども専用ダイヤルを開設している「チャイルドライン」だ。全国レベルの事務局はあるが、実際の運営は各地で生まれた各実施団体が担っている。「かわさきチャイルドライン」が発足したのは6年前。毎週水曜日午後4時~9時、12人のボランティアが交代で電話の向こう側にいる子どもたちの声を聴いている=写真。
さまざまな思いを抱え、つながりを求め受話器を手にする子どもたち。すぐに切ってしまうこともある。声にならない沈黙になることもある。今その瞬間の「その子」だけに向かっていくというボランティアさん。「切ってしまうことも、沈黙であることも、子どもからのメッセージ」だと語る。
子どもの声のトーンが明るくなった時、「もう一度やってみる」という言葉が出た時、うれしい気持ちになるそうだ。それは、その子本来の力が見えたからだ。お互い新たな力がわく瞬間だ。
かわさきチャイルドライン事務局は℡080(6756)7763。
(2008年10月25日 神奈川新聞掲載 市民記者・山本雅恵)

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