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琴アンサンブル「パウロニア」~病院や学校回り30周年

コンサートの様子
琴の素材である桐(きり)=「パウロニア」。その名をグループ名にして山本芳子さん率いる琴の演奏活動も今年で30年目を迎えた。
活動は高齢者福祉施設、病院、学校などでのコンサートのほか、今年4月から青少年の家で「お琴であそぼッ」と題しボランティアで子どもたちに教えている。また、毎年開催しているイベント「琴 小さな小さな音楽会」も最初は団地の集会場や農協の会議室が会場だった。地域に根差したこの音楽会も今年は「30周年記念」として節目のコンサートを行った=写真。もちろん、パンフレットは手作り、受付係も、かつてのメンバーが地方から駆けつける。
山本さんは語る。「私たちの演奏を聴きながら、ホームのお年寄りがお琴の同じ指さばきをしているのを見たとき、感激しました。家で眠っている琴があれば、ぜひ提供してください。子どもたちが生き返らせます」
虫の音や鳥の羽ばたきを奏でられる琴は「心の琴線にふれる」という言葉の通り、日本人の心を語る楽器だそうだ。
(2008年11月1日  神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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