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「たま」運営委員会~地域通貨で新たな交流

地域通貨「たま」の写真
地域通貨「たま」=写真が産声を上げたのは昨年秋。流通実験を経て10月1日本格始動した。お金の性格を持ちつつ、ボランティア活動や地域活性化を促進させる橋渡しとして導入された。
お互いに助け合い、そのお礼の気持ちとして「たま」がやりとりされる。また、代金の一部として会員登録商店やイベントでも使える。運営委員の長谷山さんは「住みやすく、いつまでも住み続けたいまちを目指しています。そのための秘訣は参加、絆。それが生まれる一翼を担えれば」と語る。
しかし、課題も見えてきた。認知度も普及率も高くない点だ。「今後の改善点ですね。でも、『たま』のおかげで新たな交流が生まれたと耳にし、手応えを感じています。理想は『たま』が多摩区の人の間をぐるぐる回ること」とひるむ様子はない。
確かに「たま」のキャッチボールの輪はまだ小さいかもしれないが、きっと何らかの価値のあるモノとなって自らに、大切な人に帰ってくるはず。そうした目標に向かって長谷山さんらの活動は着実に一歩ずつ進んでいる
(2008年11月29日 神奈川新聞掲載 市民記者・橋本聖悟)

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