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蒲瀬&ケンちゃん~腹話術であふれる笑い

パフォーマンスの様子の写真
「ケンちゃん」「なぁーに」。 腹話術の出張公演を600回。人形と演じる親子の掛け合いが軽妙な「蒲瀬&ケンちゃん」の出番だ=写真=。
甲高いケンちゃんの声に子供たちは早くもクギ付け。ぱっちりした目を動かしながら時折放つ毒舌に、会場は笑いでいっぱいになる。
7月上旬、川崎市民プラザの「七夕まつり」に出演した蒲瀬晃子さん(66)=本名・市川晃子、高津区在住=は、“夢と友情”をテーマに相棒のケンちゃんと20分間にわたり語った。
蒲瀬さんが腹話術を志したのは約20年前。人形を介しながら人の心をつかんでいく活動に、「自分も腹話術で人の役に立るかもしれない」と直感。師匠のもとで発声練習や人形操作など厳しい練習を重ねた。
台本はすべてオリジナル。子供には童話を、高齢者には身の上話を中心に書く。笑いを取るのは大変だが、努力は惜しまないという。
「出会った笑顔が次の活動への栄養素になる」と語る蒲瀬さん。人形との二人三脚が続く。
(2004年7月31日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 三木規伊)

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