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PRIC代表菅原司郎さん~チャリティーで髪切り
「東京ドームで全国的なヘアカットのチャリティをしたいですねえ。10年後にはできるかな」川崎市多摩区の美容師・菅原司郎さんは身を乗り出すようにして夢を語る。
日々の仕事では客の注文に応えることに追われ、夢どころか仕事の張り合いも失うのではないかと懸念していた。一方で、社会貢献をしたいとも思っていた。自分にできることを考えると、ヘアカットだ。他の美容師たちにも呼び掛けてチャリティーをしよう。
こうして定休日に高津区内の公共施設を利用して、1000円の「チャリティカット」を始めて3年目=写真 。今回参加した美容師は約30人。開始から1時間で200人ものお客さんが来てくれた。忙しいが、「いろいろなお客さんと話せるのが楽しい」という。
自分も含めて美容師は、子供の悩みや老いの問題など、客の年代に応じた会話ができるようになりたい、と菅原さんは思う。同時に夢や目的も持っていてしてほしい。このイベントも参加者たちの励みになれば、と。
収益金はボランティア団体に寄付する。
(2004年8月21日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 佐藤 葉)