公益財団法人かわさき市民活動センター

「だれもが暮らしやすい地域社会」を目指している市民団体、ＮＰＯ法人「ぐらす・かわさき」が登戸東通り商店会に「遊友ひろば」をオープンした。
この「ひろば」では、子どもから大人まで、多くの人たちの「たまり場」になるよう、「一緒に作って味わう昼食会」「健康マージャン」「親子ひろば」を定期的に開いている。例えば昼食会は、家にこもりがちな高齢者に外出の機会をつくるのが狙いで、食事を作りながら会話も楽しむ＝写真。取材当日の献立は、あら汁やシュウマイなど。参加者は、「みんなで作ると手間のかかる料理も楽しい」「料理が得意でなくても買い物などで参加している人もいる」と笑顔で話す。
事務局長の江田雅子さんは「多世代の人たちが交流することにより、希薄になった地域関係を深めたい」と、人が集う“縁側”の役割を果たそうとしている。気軽に立ち寄り、お茶を飲みながら情報交換ができる地域の交流の場である「コミュニティカフェ」にも力を入れている。
（2004年12月11日　神奈川新聞掲載　編集ボランテイア　高木春子）