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とどろき水辺の楽校~楽しむことが”入り口”

海苔つけをする子供の様子
海草の海苔(のり)を細かくしたものを巻きすにつけることを海苔作(つけ)という。
子どもたちは真剣な顔をして、協力先の「川崎の海と歴史保存会」の指導で海苔作をする=写真。よくできたと言われると、ほっとした表情になった。海苔を乾燥する間、屋形船で多摩川を下り、カモメにパンの耳を投げた。船と並んで飛びながらパンをキャッチするカモメに、子どもたちは「すっげえ」と連発する。
「体験を大切にしたいんですよ。カモメを双眼鏡で観察するより、餌を投げて楽しいと思う。それがきっかけになって、自然への興味が広がると思うんです」と代表幹事の鈴木真智子さんは言う。楽しむ学校だから、楽校だ。
創設以来3年、始めたときは鈴木さん一人だった。5000枚のチラシを区内の学校に配り、肩が痛くなったり、校長に理解を得られなかったりした。が、当初からイベントには50人から100人が参加している。
活動の中心は川にかかわることなので、今後は多摩川の源流から河口までの市民団体とネットワークし、活動を広げようと考えている。
(2005年2月5日 神奈川新聞掲載 編集ボランティア 佐藤葉)

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