文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >子どもが楽しめる母語・語学教室~母語は子どもの遺伝子

子どもが楽しめる母語・語学教室~母語は子どもの遺伝子

幼児教室の様子
「子どもが楽しめる母語・語学教室」の幼児教室の授業は、絵カードを使った言葉遊びだ。3歳の男の子は担任のカン・ジュスク先生の質問に母語で答える=写真。
母語とは、親との会話から自然に学ぶ言葉のことで、その国の歴史や文化、血統がそこに凝縮している。教室には川崎区の小学校だけで100人以上の申し込みがあった。日本人を含む講師8人と留学生が月2回(土・日曜日)ずつ授業を行う。
本来、韓国語と朝鮮語は方言程度の違いにすぎない。が、生活環境によって発音が変わるため在日韓国・朝鮮人とは発音が異なる。「日本に来たからこそ学べる二つの発音は財産。多文化共生をどう生きるか。それには日本と外国の子どもたちが言葉を通じて文化や価値観の違いを知ることが必要です。言葉は遺伝子。組み換えのない自然な言葉は母語だ」とパク・ヘスク代表は言う。この教室は2005年度も継続して開催の予定。
(2005年4月2日 神奈川新聞掲載 市民記者・三木規伊)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業