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ありんこの会~バザーで途上国を援助

チャリティーバザーの様子
宮前区けやき平にある団地の集会所には、6月と11月の第2土曜日、近隣から大勢の人が集まる。主婦を中心に有志約20人からなる「ありんこの会」チャリティバザー=写真は昨年秋=だ。狭い会場で多くの物資と買い物客の流れを良くするため、入場を時間ごとに区切るなどの工夫が見られる。
「バザーを始めたのは、途上国の子供たちをニュースで見て援助したいと思ったから」と代表の船津順子さん。衣類や日用品を再利用したいと考える人たちも加わった。
収益金は、都内の奉仕団体「援助後援会」(曽野綾子代表)に全額を寄付する。途上国の子供たちに確実に届けてくれる団体を選んだという。売れ残った物資は福祉施設などに発送される。各団体の必要とするものだけを選別して贈り、無駄になるものは作らない。バザー用品回収から後片付けまで、ごみ一つ残さないという方針だ。
「アリのように小さな主婦の力でも集まるとできることがある。そこが面白い」と会員。共感と連携の中で働く喜びを味わっている。
(2005年5月7日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者・波多野恵子)

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