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福祉施設慰問団『カスタネット』~お面劇など楽しんで

入所者による演劇の様子
「福祉施設の入所者に自分たちのパワーで何か楽しんでもらおう」と発足した「カスタネット」は、今年4年目を迎えた。もともとは宮前区社協主催ヘルパー3級の講習会の参加者たちである。
会員は12人。慰問は年に3~4回、約6ヶ所の施設で行う。物語りの読み聞かせなど試行錯誤を繰り返しながら、現在は小噺(こばなし)、早口言葉、お面劇=写真=をワンステージに取り入れている。特にこのお面劇は独自のスタイルのものである。舞台横で語り手がせりふを述べ、手作りのおたふくやひょっとこ風のこっけいなお面をつけた他のメンバーがパントマイム風の演技をする。
お面をつけることにより人前で演ずる恥ずかしさが緩和され大きな動作ができ、観客はお面の下の顔を想像してより一層、劇に見入るという。演目も「嫁と姑(しゅうと)」「かさ地蔵」など季節や場所などに応じて毎回決める。
「ただひたすら楽しんでほしい」という会員全員の願いは、「打てば楽しさが観客の心に響き、網の目(ネット)ように広がっていく」という会の名前、カスタネットに込められている。
(2005年5月28日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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