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『共育ひろば』主宰の牧岡英夫さん~おしゃべりが一番大切

室内でブランコに足をかける男性の写真
牧岡英夫さん=写真=は大学で地域福祉論を学んだ後、川崎市内の福祉施設で、職員としてスタートを切ってから約30年がたつ。 児童・高齢者・障害者とのたくさんの出会いや、児童相談所の経験から福祉のゴールは、安心な町づくりからという結論に達した。
そこで、1年前に開設したのが「共育ひろば」である。ここでは小中学生にわかることの楽しさを大切に学びあう学習セミナーや「水曜おしゃべりひろば」を開いている。
誰もが参加できる喫茶コーナーでは、この日の交流を楽しみにしている人も多い。そこでは手作りの惣菜による昼食会も行い、みんなでわいわい食べる季節野菜の天ぷらや手作り燻製は、人気が高い。
「若者や老人が、一日中誰とも話さない、そんな話を聞くだけで切なくなります。人間はおしゃべりが一番大切。心の揺れている人には、受け止めてくれる人がいるだけでいい。心地よい体験が現代人に不足していると思います。仲間とワザさえあれば何事も楽しくできるのです。現に40年来の先輩や友人のおかげで今の僕があるのです」
子どもたちから「マッキー」とよばれ、山登りが趣味の牧岡さんは、「楽しいこと大好き人間」である。
(2005年7月16日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田 香子)

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