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ふれあいショップ おおるり~自慢のコーヒーどうぞ

店員の男女2名の写真
ミューザ川崎シンフォニーホールに喫茶「おおるり」(川崎市心身障害者地域福祉協会運営)がオープンして1年になる。店長以外の店員4人は、みな知的障がいのあるスタッフたち。「いらっしやいませ」という元気な声が店内から響く。

店の自慢は、なんといってもコーヒーである。そのまろやかな香りの秘密は、3倍の焙煎(ばいせん)時間をかけた豆と、イタリア式高級マシンにある。「おおるり」立ち上げのため、おいしいコーヒーづくりを研究した店長の大野美雪さんは言う。
「働く意志と能力があるなら、障がいがあってもどんどん働く場が増えるといいなと思います。当店での経験を基に一般企業へ転職する例もあるんですよ」
最初は皆、お客さんと緊張して話せなかったが、この1年で接客を含めて、皿洗いからレジまでかなり上達した。「初めて来たお客さまが、再び訪れてくれることが、一番の喜びで疲れもふっ飛びます。将来は民間の喫茶関係でも働きたいですね」とスタッフ(=写真)。店の一角には障がい者の作った手作り人形やクッキーなどの商品を売るコーナーもある。
(2005年9月3日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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