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虹ヶ丘コミュニティー・おやじの会~作業の後にも楽しみが

剪定作業の準備をしている様子
川崎市麻生区の虹ヶ丘小学校の周りには、手入れの行き届いた公園が広がっている。手入れをしているのは、おやじの会だ。枝が伸びて見通しが悪くなったとき、ごみが散乱するようになり、防犯上でも問題が生じるようになった。しかも、一部は子どもたちの通学路である。剪定(せんてい)と草取り、それに花壇作りを始めた。花壇は広がり、街路樹の下などにも花を植え、地域で作る花壇は240ヵ所に上る。
作業の後に飲むビールがおいしいと、会のメンバーは顔をほころばせる。「楽しみもなければ続きませんよ」と、会長の田中憲治さん=写真=は言う。楽しみとしては、ほかに「ふるさとを語ろう」がある。郷土料理を食べ郷土の酒を飲みながらお国自慢をする。鹿児島と山口の出身者は薩長の戦いだが、険悪にはならずに盛り上がるという。
会員ではない人にもふるさとを語ってもらう。ひいては会員になってもらいたいのだが、なかなかメンバーが増えない。現在は剪定などの作業が中心なので文化的な活動を増やすことも考えるが、手探りの段階だ。
(2005年11月5日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐藤 葉)

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