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あさお落書き消し隊~非行の抑止力になれば

落書き消し活動の様子
誰もが気にはしている。気にはしているが、横目で見て通り過ぎる落書き。そんな落書きに救世主が現れた。その名も「落書き消し隊」。活動歴は浅いものの、景観形成協議会と市民の会を中心に、最近では行政をも巻き込んで、新百合ケ丘駅を拠点に活動している=写真。
8月には、下は幼稚園児から自治会の有志、電力会社、警察官まで、老若男女合わせて総勢73人が参加。一大ローラー作戦が展開され、落書きのほとんどが消せた。
取材当日は冬本番を前に、前回の消し残しと新たに見つかった所の2カ所に絞って活動が行われた。
「あら、頑張っているのね」
通りがかった主婦連れらしい2人組が、声を掛けていく。
新百合ケ丘駅周辺は、1998年に川崎市では初めて、都市景観大賞を受賞した街並みだ。その美観を守るのが主な目的だが、「落書きは犯罪」。メンバーの一人、角井さんは言い切る。「非行に走る芽を摘み取るのも大切、抑止力になればよい」とも言う。落書き消しの根っこは意外に深い。
(2006年1月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・江澤純一)     

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