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川崎市中途失聴・難聴者協会~集おう! 皆で耳の日に

会長の写真
現在、国民の5%は難聴といわれ、川崎市では、6万人と推定されている。社会の高齢化にともない、高齢難聴者が増えている。騒音、ストレス、薬剤なども耳の聞こえを悪くする要因だ。
難聴は、外見から判断しにくいということもあり、誤解されたり、人とのコミュニケーションがうまくとれないことがある。特に人生の途中で聞こえなくなった中途失聴者は引きこもったり、社会や家庭から孤独になりがちだという。

川崎市中途失聴・難聴者協会(川難聴)は、3月5日(日)に国際交流センターで「耳の日の集い」を開催する。講演、難聴者のパフォーマンス、腹話術などのイベントを予定しており、難聴者に社会参加の意欲を引き出すことが目的だ。
要約筆記などの文字情報や手話、口の形や動きで言葉の読み取りをする読話、補聴器などのコミュニケーションの方法は個人によってさまざまである。お互いが実際に交流することによって、自分に合った方法が見つかり、しかもそれを身につけることができるという。
「声に頼らなくても、いろいろな方法で気持ちが通じ合ったときが一番嬉しいです」と森孝一会長=写真=は言う。
(2006年2月25日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)     

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