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CAPかわさき~暴力から自分守る子に

講習の様子
米国から導入されたCAP(Child Assault Prevention)とは、子どもたちが暴力に対し、自分を守るための知識や方法を学ぶ教育プログラムである。
子どもたちが身の危険を感じたり、いじめに遭ったとき、地域の大人ができることは何か。そんな思いをこめて「CAPかわさき」が設立されて6年になる。
川崎市では権利学習派遣事業の一環として学校での授業で取り入れられている。
この内容の特徴は、親と子別々に講習が行われることである。参加者が自ら考え、意見を述べ合い、劇などを通してミニ体験をして学びあう。普段はあまりなじみのない「暴力」というテーマに興味を持って参加できるよう工夫されている=写真。
会の代表・稲葉辰子さんは、「子どもの心や体を傷つける暴力をなくすには、活動を通じて家庭や学校、地元の強い連携プレーをつくることが大事だ」と説く。
「大声の出し方や、知らない人とは大人2人が互いに手を伸ばしても届かないくらいの距離に立つなどの実践方法を学べて役立ちます」と感想を述べる保護者には講習のリピーターになる人も多い。
(2006年3月25日 神奈川新聞掲載 市民記者・町田香子)

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